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やぶれかぶれ

WEBの人。酒を燃料に、じゆうにいきる。

「生命」をリリースした

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なんだか壮大なタイトルになってしまった。

 

 

無事に子をリリースしたことをご報告いたします。

 

いろいろ想定外でした

9ヶ月かかったプロジェクトが我が子みたいに思える」と書いたその一年後、ほんとに子を産むとは思ってもいませんでした。


実は一度初期流産しているのですが、流産していなかったらそのまま前の会社にいたかもしれない。そしてまさか転職が決まってからすぐ妊娠が発覚するなんて思ってもいませんでした(2回目)

 

(◯歳までには欲しいな…というふんわりとした希望はありましたが、妊娠&出産の計画とか全然していなかったムニャムニャ)

なんとなくプランは立てていたものの、いろいろと想定外のことが起きるのが人生なんですね。

 

キャリアとライフ、プランのしがらみ

妊娠していたことを隠して転職したわけではないのですが、結果的にそうなってしまっており、妊婦が転職するとかリスキーすぎる案件だと自分でも思います。

普通は「エェー!?働けるのかよ…戦力になるのかよ…」と思う。そりゃそうだ。

そんな状況なのに穏やかに受け入れてくれた会社に本当に感謝しています。

自分を受け入れてくれた会社にちゃんと貢献したいし、やっぱりバリキャリ女子()でいたいし、と産休ギリギリまで働く気マンマンでした。

 

つわりはそんなにひどくなく、電車もへっちゃら!ジムでヨガしちゃうし軽いウォーキングもしちゃう!といった具合に華麗な妊娠生活を送っていた…つもりでした。

 

またもや想定外

想定外=妊娠による体調不良です。

とある日から風邪を引き、風邪の症状が落ち着いたあとも熱が2週間ほどずっと下がらない状態に。そこからは転がる石のように。唐突に「健康なマタニティライフ」を失いました。

 

切迫早産の気配があり、子宮収縮のために常時腹痛があり…薬の副作用で頭痛があったり、食中毒になったりとまさに病気のデパート状態に。

twitterで「妊婦はファイアウォール無効化されてる」という内容を見かけたけれど、まさにそれ。ほんとそれ。

 

結局、切迫早産&その他諸々の病気のため、まともに働けた期間、1ヶ月半。

 

たった1ヶ月半ですよ? 研修終わったの?ってレベルじゃん?
と、自己嫌悪。ほんとに役に立てない人材になってしまった。私はゴミだ。

悔しく、辛い状態になってしまったのでした。

本当に申し訳なかった。会社の人々にお詫びします。

 

結局どうなった?

長期でまとめてお休みをいただくことになり、そのまま産休へと入らせてもらうことになりました。正直、クビになるかと思った。

恩に報いるため、なんとしてでも早く復帰したい気持ちが強く、保育園に入れないと困る。という状況です。

保育園落ちた日本死ね あのセリフはいいたくない。言いたくないんダァッー!!

 

結局、最後まで想定外

はい、ここにきて想定外がもう一つ発生しましたー。

上記でもフラグがビンビンに立っていたのですが、「切迫早産」このワードです。

ざっくり言うと「いろいろな要因により早産しかかっている状態」です。

で、結局早産となってしまいました。

12月の下旬が予定日だったのですが、唐突に破水し、5週間も早く我が子は産まれてきてしまいました。

月の満ち欠けでお産が増えるとか増えないとか。丁度スーパームーンの時期だったので、我が子は月の光に導かれし者だったのかもしれない。

 

ここでも緊急転院・前期破水・微弱陣痛・鉗子分娩・呼吸障害・低体重と物騒なワードが並びます。救急車で運ばれ、お産にも36時間かかったのですが、このへんは結構エグいのでまた別のお話で…。

とりあえず月の光に導かれし我が子は産まれた瞬間に呼吸器に入れられてNICUにドナドナされていったのでした。 

 

名前だけは想定内

我ら夫婦には子供が出来る前から付けたかった名前がありました。

ホリという姓同士でネタ結婚したので、ホリという姓に強くこだわりがあり、某ナ◯コのミスタード◯ラーの主人公から拝借したものを名付けることに決めていました。

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ゲームが元ネタってある意味キラキラですが、響きも漢字も普通だし、どんな状況でも強く掘り進んで欲しいと願っています。

妊娠するずっとずっと前から「子供ができたらホリス◯ムにする」と決めていたのでここだけは想定内です。

 

これからの進行について

NICUに入った我が子ですが、低体重といいつつ2465gあったり、呼吸も落ち着いているので割りとすぐに退院できる…と思います。

産まれた瞬間ドナドナされ、管だらけになった子がこの後どうなるかわからなかったため、「子が産まれたらプレスリリース書いちゃうぞい!」なんて息巻いておきながら、すぐに書けるテンションでもなく、困っていました。

でも書けたので今はもう大丈夫ということです。

 

 

 

命を一つリリースするのに9ヶ月かかりました。

壮大なプロジェクトの案件をリリースするのために大勢が関わっているのと同じで、子供を1人産むのに多くの人に迷惑をかけ、多くの人に助けられてきました。

電車で席を譲ってくれたあの人や、友達や、会社の人達、両親、病院の先生。

夜通しNICUで子の様子を見てくれている看護師さん。

ベビーグッズ大量にくれた従姉や、いつも相談に乗ってくれる前会社の先輩ママ。

 

そして何より夫に感謝です。

 

 

 

子が生まれ、夫婦から家族になったなと実感しています。

楽しく生きていきます。


 

 

おわり。